最近観られた映画のお話から始まりました。
近くの元町映画館で今週金曜まで上映中の『SMOKE』はお勧めだそうです。
ニューヨークを舞台にしたもので、嘘と本当がない交ぜになった内容のそれぞれの人間模様が面白いとのこと。
良かったらぜひ。

本題に入ります。
サルトルの言葉に「飢えて泣く子の前で文学は可能か?」という有名なものがあります。
日本でのこの場面は、3.11でした。
多くの絵本作家達は何て無力なんだと思いました。
絵本はほとんど無力だけれど、
どんなに絶望があってもこの世は生きるに値する。
今日紹介された本は、子どもが大人の力をほとんど借りず
生きる力を子ども自身で見つけていく作品です。
・『地下鉄少年スレイク』作 フェリス・ホルマン/訳 遠藤育枝 1989年 原生林
何か困ったことがあったら逃げ出すためにいつも地下鉄の切符をポケットに忍ばせているスレイク少年のお話。
・『クローディアの秘密』作 E.L.カニグズバーグ/訳 松永ふみ子 2000年 岩波書店
ニューヨークのメトロポリタンミュージアムに家出をする女の子のお話。
・『トリとボク』作絵 長新太 1985年 あかね書房
子どもの心の風景を描いています。
・『ピーターのてがみ』作 エズラ・ジャック・キーツ/訳 木島始 1974年 偕成社
『ゆきのひ』も有名なピーターシリーズです。自分の身に迫った危機を子どもの力で考え乗り越えて行きます。
・『アレクサンダとぜんまいねずみ』作 レオ・レオニ/訳 谷川俊太郎 1975年 好学社
教科書に載っていたりしてお馴染みの作品です。
・『ろくべえ まってろよ』作 灰谷健次郎/絵 長新太
生きる力を自分で見つける。大人はあてにならない。
<映画編>
・『クロコダイルダンディー』1987年 オーストラリア
おすすめB級映画で、くだらないところもあるけれど面白いそうです。
次回4/2は「伝える絵本」です。
課題が出ています。(4/2締切、教室で提出)
「日本の昔話の再話」を書いて下さい。
「再話」とは、昔話などを子ども向けにわかりやすく書き直したものです。
かちかち山、花さかじいさん、桃太郎などの知っている昔話を再話で書いて下さい。
新しい説を作るのではないですし、新しく作り替えるのでもないです。
あらすじは変えず、自分の言葉で語って書くこと。
語り口調を使っても良いので、方言で書いても良いです。
枚数は問いません。場面も分けなくて良いです。
よろしくお願いします。